群馬のお客様からのバイク便のご依頼で、東京都内のとある町工場から小さな部品を集荷して群馬のお客様の元へお届けすることになりました。
町工場に到着すると、部品自体はバイクでお運び出来るとても小さいものでした。
部品を梱包しているのを待っている間にもご依頼先様と、町工場の方が電話で
「今、バイク便が到着したんで、これから出発すれば一時間くらいで着けるから・・・」
と真剣な表情で話し合っていらっしゃいました。
どうやら、小さな部品ではありますが、その部品が無いと工場全体が操業できないようで依頼のお客様はかなりお困りのようでした。
梱包を待っている間に、届け先までの道を暗記すると共に群馬の道路状況を確認すると、なんともう、一部積雪、凍結とありました。バイク便の天敵は、路面凍結です。バイクは2輪で走行していますので路面が凍結していると進むことが難しくなります。
そこで、道路状況の件をお客様にお伝えすると、
「最悪の場合、工場の方が車で迎えに来てくれるから行ける所までなるべく急いで御願いします。」
とのことでした。
梱包が終わり、急いで出発です。
事故に注意しながらも、急いでお届け先へ向い、最寄の高速インターチェンジを降りてみると、そこは見渡す限りの雪国。道路は凍結していました。
それ以上進めなくなってしまったので、早速お届け先様の工場に連絡を入れると、五分程度で4WDでご依頼主様が到着し、無事にお荷物をお渡しする事ができました。
お渡ししたときに、
「思ったより早くてとても助かったよ、有難う。」
と言って頂けて、急いだ甲斐があったなと寒さも忘れて嬉しくなりながら帰路に着きました。
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