12月を過ぎると寒さが増し、1月はいよいよ冬本番になります。
装備品は冬用仕様の防寒着でグリップヒーターを装着したバイクなら
大抵の寒さはしのげます。
寒さ対策ができても、雪が積もってくるとバイク便は苦労します。
路面に薄ら積もる雪程度ならば、速度を落として走行すれば意外と走れるのですが
積もってきて一面雪となり、道路の路面も車の轍から少し覗く程度になると相当な注意が必要となります。
足を付きながら、ゆっくりバランスを取りながら運転したりします。
しかし、路面が凍結しており、
もう走行出来ないという状況になった場合どうするでしょう?
バイク便ライダーは、そこでは諦めません。
お客様や配車の方の指示を仰ぎ、バイクを途中に置いて
電車、バス、タクシー、徒歩あらゆる手段を使い届け先に向かいます。
一度、雪の日に途中で電車に切り替えて
23時近くに終わった時の事です。
普段あまり電車に乗らないので、ここでやっと気が付きました。
お届先から私の家までの帰りの電車がもう無かったのです。。。
途方に暮れて本社に相談したところ
なんとカーゴ便で配送終わった人が近くにいたので
迎えに来てもらえる事になりました。
真っ暗の中に現れたそのカーゴドライバーさんは
普段から良く知っているおじさんドライバーなのですが
丁度車のライトに照らされ、
ものすごく光り輝く神々しいおじさんに見えたのでした。
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