バイク便の仕事は決まった時間に休憩や食事がとれない事が多いんです。
夏から秋、秋から冬へ移行する季節は、日中は暑いものの空気も渇いてきている為
バイクでの走行は意外と身体が冷えます。
とは言え、バイクを降りてからの配送時は薄着でないと
汗をかいてしまう為に季節の変わり目は薄着でいる事が多いです。
その日は朝から忙しく、全く休憩を取らないまま鎌倉市への配送を終えて都心へ戻ってくる途中でした。
第３京浜のPAでトイレを済まそうと立ち寄りました。
冷えた身体に空腹だった事もあり、ここならインターまで５分程だし、あたたかい食事を取ろうと思いました。
注文したのは大好きな「サンマー麵」
神奈川のご当地メニューで、もやしを中心とした肉野菜の餡かけラーメンです。
注文したサンマー麵は、わりとすぐにできあがりカウンターに取りに行こうとしたところ
なんと、次の仕事の手配が記されたメールを受信してしまいました。
逆算で戻る頃だろうという できる配車マンの一見ファインプレーです。
ところが、今回はまさかの鈍足ランナーの私は事もあろうにサードベースで立ち止まっていたのです。
メールを見るとインターを降りたら割と近いところでした。
これは。。。 よりによって 餡かけだけに 相当熱いラーメンだ。
ゆっくり食べてる場合ではない。 食べない訳にもいかない。。。。
私はおもむろに セルフサービスの氷水のコップを手に取り サンマー麵にぶっかけたのです。
他のお客さん、店員さんの冷ややかな視線も手伝って氷水によって、
とろみも無くなり全く熱くない「温いもやしそば」のできあがり。
一気にすすり、まるで飲み物のごとく飲み干し その場からすぐさま出発。
無事、お約束の時間前には引先に到着しました。
そんな事もあり、ゆっくり食事ができない事が多い為、
ライダー仲間も立ち食い蕎麦屋さんを利用する事が多いです。
比較的、早く提供される事。 素早く食べられる事。リーズナブルな事などが人気の理由です。
待機が長くなった場合、ライダーの中には
「なぜか飲食店で注文したタイミングで仕事の依頼が来る」
と言う あるあるが存在します。
その為、がんかけ として お腹も空いてないのに注文してみると言う賭けをする人もいるほどです。
私はぬるいサンマー麵の経験から、なるべく あたたかい蕎麦ではなく ざる蕎麦でもなく
冷やしたぬき蕎麦などの「ぶっかけ系」を注文するようにしています。
これなら一気に飲めるので、すぐさま完食できるからです。
休みの日の食事もついつい そんなペースになってしまい、食べ終えてから しまったぁと思う事が良くあります。
次に機会があれば、もっと早く仕事へ復帰できる究極の早飯 「回転ずし」のエピソードを書きたいと思います。
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