ソクハイで働いて早4年の月日が流れました。
気付いてみればベテランライダーの一員になれたかもしれません。
今まで様々な配送を経験しましたが、つい先日も変わった配送を経験しました。
その日は、午前中に都内から横浜のみなとみらいにお届けする『ロング便』を終えて、幸先の良いスタートを切ったところでした。
ロング便 ・・・ 高速道路を使って配送するような長距離の仕事の事を呼び、ライダーの報酬も高いです。
しかしながら『ロング便』を終えた後は、ご依頼の多い都心に戻らなければければなりません。
いわゆる回送のようなものです。
忙しい時はとんぼ帰りで、都内に戻るのですが
たまに待機やちょっとずつ移動して都内に戻る場合があります。
何だろうなぁと思うと、配車さんの思惑通りと言うべきか、
遠方から都内にお届けする、バッチリタイミングの合った「戻り便」とも言える
ご依頼が入ることがあります。
そのような手配が来ると、「よっしゃ!」と気合が入ります。
その日はみなとみらいから戻ろうとした際に
八景島~都内行きの仕事を頂きました。
ご依頼主様は、お届け先なのですが、なんと引取先は八景島の某テーマパーク。
ご依頼内容は、八景島の某テーマパークでぬいぐるみを購入してご依頼主にお届けする事、でした。
要はご依頼主様が、
「八景島の某テーマパークで、ぬいぐるみの買い物をしてきてほしい。」
という内容なのです。
購入したのは両手に収まる程度の、580円のイルカのぬいぐるみでした。
一番びっくりされていたのは、お引き取り先の店舗の方でした。
なぜなら、ぬいぐるみをバイク便ライダーが購入しに来た上に、
宅配便を出荷した時のように、ソクハイの配送伝票の発送元控えを手渡ししてきたからです。
原則、集荷の証明として伝票の控えをお渡しするのですが
ただレジで会計をしただけのつもりの店舗の方は困惑されていました。
事情を説明して控えを受け取って頂いて出発しました。
そして、お届け先に到着。大変喜んで下さいました。
様々な配送を経験してきまして、ベテランライダーの一員に加わったつもりでしたが
決して安いとは言えない、緊急な配送をご依頼してくださるお客様には、
まだまだ様々な事情があるのだなぁと、勉強させて頂きました。
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